カリフォルニアの南のほうから 〜 オンタリオ湖畔から・第四章

オレンジカウンティに住む家族のブログ。トロント、日本、カリフォルニア(フォスターシティ)、日本、そしてフォスターシティに出戻ってからの、アーバイン。流離うサラリーマン一家、10年の記録。

小学校転校@FosterCity その1

小学校転校@FosterCity その1

我が家、6月に引っ越しを行ったのですが、それによって一つ大きな仕事をしなくてはならなくなったのです。

それは…
……

転校!

ワキ家はサンフランシスコの南、サンマテオ郡のフォスターシティに、ひっそりと生息しているわけですが、フォスターシティには小学校が3つあります。そもそも何故フォスターシティに世を忍ぶ仮の住まいに定めたかというと、フォスターシティの小学校は、いずれの学校もレーティングがとても良く、友人たちも小さい子供がいるならフォスターが良いよと薦めてくれた、というのが決め手でした。なので、フォスターシティ内の小学校であればどこに行くことになっても、8歳児に対する教育の義務という日本国民としての基本的義務は、とりあえずは親としてキッチリ果たせるということで、お父さんの職場のあるサンフランシスコまでは、車や鉄道で通勤しなくてはならないという点を差し引いてもフォスターシティに住むことに決めたのです。
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お父さんが先乗りでやってきたのは、2年前の4月半ばのこと。5月にはフォスターシティのアパートを契約し、そのアパートの学区の小学校へのアプリケーションを済ませ、8月の末から無事にフォスターシティ内の小学校にて、8歳児はアメリカの小学生生活を謳歌していたわけですが、今回の引っ越しによって、隣の学区に移ることになったわけです。

ここでの問題は、この区分の担当の小学校に無事に編入できるの?ということです。

アメリカは日本と違って、義務教育で自治体が小中学校の教育を100%担保してくれるという社会ではありません。両親としては、引っ越し自体は楽しんでいたのですが、学校のこととなると少し憂鬱な気分でした。我々の住むフォスターシティは、サンマテオ学区という市よりも広い括りで管理されており、もしも我が家の住む学区で、定員オーバー等の事態が起きた場合は、フォスターシティのその学校ではなく、隣のサンマテオ市の学校に編入される可能性もあるのです。サンマテオを悪く言うつもりはないのですが、上で触れたように、フォスターシティ内だったら、どの学校を割り当てられても、どこもレーティングは上々なのですが、サンマテオの場合は少し状況が違うんです。なんというか…、当たり外れがあるというか…。フォスターシティに住んでいる人たちの多くは、そういう事情も考慮してのことだと思います。
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日本ではあまり考えられないことですが、良い学校のある地域は、家賃や地価が周辺に比べると高いです。それだけアメリカの教育というのはバラつきがあるというか、日本の義務教育制度が素晴らしくできているというか…。

で、アプリケーションの話に戻ると、来年度の学区外通学申請を提出できる2月くらいまで、もしくは学区内生徒の優先通学申請期間の3月くらいの引っ越しならば話は別なのですが、我が家の引っ越しは年度末(学期末)の6月。通っていた小学校に引っ越しを相談しても「来年度学区外から通学はできない。籍をぬいていけ。」と冷たく突き放され、新学区の小学校では「定員オーバーの際には、他小学校に割り当てることを理解しています」という書面に、編入手続きの書類とともにサインさせられたのでした。なんかこれだけで、不安になりますよね?

まぁ、そんなこんなで、引っ越して環境が変わるのは少しウキウキしていた我が家も、8歳児の小学校がどうなるのか?という重いトピックをずーっと抱えていたのです。

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う~ん、お兄ちゃんの学校、どうなっちゃうのでしょうか…

つづく。


2 コメント

なのはな  

うちも、この地に引っ越ししてきたのが、7月だったので、学校のオフィス自体が閉まっており、ディストリクトのオフィスに電話をしたら、学校が始まる予定の日の前の日に来てくれと言われて行ったら、すぐ近くの学校ではなくて、隣町の学校にしか入られないと言われました。。で、学校の初日にその隣町の学校に行ったら、地元の学校に空きができたので、すぐにそちらに行ってくださいと言われてびっくりしました。。どうして、空きができたのだったら電話をくれないんだろうと驚きました。。さすがアメリカだなあと思いましたよ〜。

2015/08/31 (Mon) 00:08 | 編集 | 返信 |   

ワキ  

なのはな さん

>この地に引っ越ししてきたのが、7月だったので、学校のオフィス自体が閉まっており

これ、一番大変なケースですよね。

>で、学校の初日にその隣町の学校に行ったら、地元の学校に空きができたので、すぐにそちらに行ってくださいと言われてびっくりしました。

あるみたいですね、こういうの。さすがアメリカっすよね。

2015/08/31 (Mon) 07:19 | 編集 | 返信 |   

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