2008年SFO。全てはここから始まった。
そう、あれは、2008年の3月。
サンフランシスコ空港(SFO)のターミナル3。UNITED 航空のターミナル。セキュリティゲートを出て、UNITEDのラウンジや出発ゲートのある場所までを繋ぐ、長い長い平面エスカレータ〜。第三章の『サンフランシスコの南から』時代は、ここから毎週のように出張に飛んでおりました。

先週もこの長いエスカレーターに乗り、サンフランシスコから今の我が家のあるオレンジカウンティへのフライトに搭乗したのですが、ここに来る度に思い出すのは、2008年3月のこと。
2005年に結婚し、2006年には長男君誕生。あの頃は、海外に飛び出す日が来るなんて、イチミリも考えたことはありませんでした。
それが何のめぐり合わせか、2007年から急に海外案件を担当することになり、気がついたら、自ら海外赴任を希望していたと…。当時の日本の職場に居場所が無かっただけというネガティブな理由も、ちょっとあったりもしたのですが。
そして2008年4月に初めての海外赴任が決まりました。赴任先は、カナダ、オンタリオ州トロント。
まずは住む家などを下見するため、3月にサンフランシスコで行われた業界のカンファレンスに参加していた私は、その足でトロントに向かったのです。
当時はギリギリサバイバルできるかな?程度の英語しか出来ませんでしたし、海外経験もほぼゼロだったドメスティックマン。そんな私が、1歳半の息子(…今はティーンエイジャー)を抱えての海外赴任。スーパーデューパーラッキーな事に、ワキ嫁氏が英語をあまり苦にしない才媛だったこともあり(我が人生最高の釣果は、間違いなく嫁氏を釣り上げた事です)、その点では少々チートしている感はありましたが、実際に家計や稼ぎを支えるのは、不詳ワキ一人ですからね。軽いノリで海外赴任とか希望して、そのままカナダ行きが決まっちゃったけど、オレ…マジで大丈夫か?とか思いながら、このエスカレーターで、サンフランシスコからトロント・ピアソン空港(YYZ)に向かう飛行機の出発ゲートに向かったのでした。。
3月の東カナダはガチ寒いと聞いていたので、私の大好きなアパレルブランド、ペンドルトンの、かっな〜りド派手なインディアンデザイン柄のウールコートを羽織って、「おれ、大丈夫かしらん?」なんて不安な心で、このエスカレータに乗ってUNITED航空のゲートまで向かっていたあの日。向かいから歩いてきたオッサンが、不意に「おぉ、そのコート、超クールだな!」と声をかけ、サムズアップしてきたのです。
不意に声をかけられてビックリしたのですが、「でしょ!これ超気に入ってるんだ!」と、サムズアップを返した俺氏。たぶん人生始めてのサムズアップ返し(笑)。
あの瞬間のことは、今でもハッキリと覚えていて、その後、このエスカレータは何十回と乗っているのですが、毎回あの時の記憶が蘇ってきて、ちょっとゾワ〜ってします。
思えば遠くに来たもんだ。。
サンフランシスコ空港(SFO)のターミナル3。UNITED 航空のターミナル。セキュリティゲートを出て、UNITEDのラウンジや出発ゲートのある場所までを繋ぐ、長い長い平面エスカレータ〜。第三章の『サンフランシスコの南から』時代は、ここから毎週のように出張に飛んでおりました。

先週もこの長いエスカレーターに乗り、サンフランシスコから今の我が家のあるオレンジカウンティへのフライトに搭乗したのですが、ここに来る度に思い出すのは、2008年3月のこと。
2005年に結婚し、2006年には長男君誕生。あの頃は、海外に飛び出す日が来るなんて、イチミリも考えたことはありませんでした。
それが何のめぐり合わせか、2007年から急に海外案件を担当することになり、気がついたら、自ら海外赴任を希望していたと…。当時の日本の職場に居場所が無かっただけというネガティブな理由も、ちょっとあったりもしたのですが。
そして2008年4月に初めての海外赴任が決まりました。赴任先は、カナダ、オンタリオ州トロント。
まずは住む家などを下見するため、3月にサンフランシスコで行われた業界のカンファレンスに参加していた私は、その足でトロントに向かったのです。
当時はギリギリサバイバルできるかな?程度の英語しか出来ませんでしたし、海外経験もほぼゼロだったドメスティックマン。そんな私が、1歳半の息子(…今はティーンエイジャー)を抱えての海外赴任。スーパーデューパーラッキーな事に、ワキ嫁氏が英語をあまり苦にしない才媛だったこともあり(我が人生最高の釣果は、間違いなく嫁氏を釣り上げた事です)、その点では少々チートしている感はありましたが、実際に家計や稼ぎを支えるのは、不詳ワキ一人ですからね。軽いノリで海外赴任とか希望して、そのままカナダ行きが決まっちゃったけど、オレ…マジで大丈夫か?とか思いながら、このエスカレーターで、サンフランシスコからトロント・ピアソン空港(YYZ)に向かう飛行機の出発ゲートに向かったのでした。。
3月の東カナダはガチ寒いと聞いていたので、私の大好きなアパレルブランド、ペンドルトンの、かっな〜りド派手なインディアンデザイン柄のウールコートを羽織って、「おれ、大丈夫かしらん?」なんて不安な心で、このエスカレータに乗ってUNITED航空のゲートまで向かっていたあの日。向かいから歩いてきたオッサンが、不意に「おぉ、そのコート、超クールだな!」と声をかけ、サムズアップしてきたのです。
不意に声をかけられてビックリしたのですが、「でしょ!これ超気に入ってるんだ!」と、サムズアップを返した俺氏。たぶん人生始めてのサムズアップ返し(笑)。
あの瞬間のことは、今でもハッキリと覚えていて、その後、このエスカレータは何十回と乗っているのですが、毎回あの時の記憶が蘇ってきて、ちょっとゾワ〜ってします。
思えば遠くに来たもんだ。。